無題

3.11を契機にパラダイムシフトが起こったことに気付いた人と、そうでない人には天と地ほどの差がある。それに真っ先に気付くべき人たちが、気付いていない、気付かないふりをしている現在の状況は、どんなに甘く評価しても世紀末的だと言わざるを得ないだろう。
ただ、今の状況を嘆いたり、文句を言っているだけでは、「空気」に抗えなかった戦前の日本と同じだ。
気付いた人が自分の足元から一歩ずつ歩みを進めていくことでしか、未来を切り開くことはできないだろう。
宮台真司の言うように、任せる政治から引き受ける政治への転換ができるかどうかが、これからの日本を希望ある国に成熟させることができるかどうかの試金石なのだと思う。