一番になるということ

 ニュース23を観ていたら、鶴見俊輔が出ていた。
 面白かったのは「一番になるということは世間に屈服することなんだ」という発言だった。一校をトップで卒業した父への不信によって発せられたものだが、含蓄のある言葉だ。
 人は弱きもので、ちょっとおだてられたり褒められたりすると、ついつい世間的な価値観にのせられてしまう。世間の中で生きていかざるを得ない以上、世間的な価値観から降りることはできないけれど、せめてのるときにはそのことに自覚的でありたい。

「人は人のために生きる」

中学校の恩師からいただいた言葉です。

 
 ちょっと青臭いですが、私はそんな人になりたいといつも思ってきました。

教師を志望していたのも、いまの仕事を目指したのもそんな思いからでした。


 でも、主にパソコンに向かうだけの対内的な仕事ではそれが実感できずにいます。

端的に言えば、だれのためにやっているのかがよく分からないのです。

今の仕事も間接的に人の役に立っているということは分かっています。

でも、私は器用ではないので、実感できないとなかなかきついのです。


 教師は大変な仕事ではありますが、対象が目の前にいて、

自分のやったことがやっただけ良いほうにも悪いほうにも出ます。

不器用な私には、そんな仕事があっているのかなあと今更思っています。

「石の上にも三年」と言いますから、対外的な部署に移るまでは

様子を見るつもりですが、それでもダメなら転職も考えようと思います。


堅い日記ですみません。

1月新刊

気になる本をメモ。

アメリカ関係で2冊。日本の行く先がどうなるかを考えるにはいい材料になるかも。
堤未果『ルポ  貧困大国アメリカ』岩波新書
林壮一『アメリカ下層教育現場』光文社新書


大正天皇を論じた原武史昭和天皇をどう描くのかが楽しみ。
原武史『昭和天皇』岩波新書


疎まれてばかりのヤクザですが、その実態はあまり知られていないのでは。
ちなみに宮崎学『突破者』(幻冬舎アウトロー文庫)が抜群に面白いと思います。
宮崎学『ヤクザと日本 近代の無頼』ちくま新書


大竹文雄の本は結構面白い、これとか。私が経済学に興味を持つきっかけになった人です。
大竹文雄『こんなに使える経済学 肥満から出世まで』ちくま新書


アラン『幸福論』(岩波文庫集英社文庫)は、私の最も好きな本のひとつ。これもぜひとも読まねば。光文社は勢いがありますね。
アラン『芸術の体系』光文社古典新訳文庫


12月までで気になっているものも若干。


やはり定番は読んでおきたいもの・・・。
スタンダール赤と黒』、ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』(ともに光文社古典新訳文庫)←分冊なのでリンクしてません。


最近話題のひとなので買ってみましたが、まだ積読中。
佐藤優『国家論』(NHKブックス)


面白い。NHKブックスは名著が多い。
宮台真司他『幸福論』(NHKブックス)

年の瀬

今日勉強しにカフェに行ったら、両隣の人が年賀状の宛名書きをしていました。
もう年末なんだなあと初めて実感しました。

神戸の写真は残念ながら、写りがよろしくなく・・・。デジカメを買い換えようかなあ。

携帯変えました

カシオの500万画素のものにしたので、今までの古いデジカメを持ち歩かなくてすむようになりました。格安で6000円でした。500万画素のデジカメが6000円とは安いですなあ。