once ダブリンの街角で

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 夜中に眠れなくて、たまたまやっていた映画が意外と面白くてはまってしまった。暇つぶしで適当に選んで入った映画館の映画が意外と良かった。そんな経験はだれもがしていることだと思います。私の経験で言えば、運命じゃない人って映画はそんな作品のひとつでした。
 この映画もそんな映画なのではないかと思います。ハリウッド映画で描かれるような、世界にひとつだけの、かけがえのない、とっておきの恋愛ではなく、一時は熱く燃え上がったのにいつの間にか失われてしまう無数のありきたりの恋愛。でもそんな一見ありきたりの恋愛に、気持ちを揺さぶられ、涙を流し、思い出しては熱い気持ちになったりするのが、私たち人間というものではないでしょうか。
 この映画は泣ける映画でも心を揺さぶられる映画でもありません。でも、観たあとになんとなくあたたかい気持ち、しあわせな気持ちにさせてくれる映画だと思います。
 そうそう、この映画はどの曲もすばらしいです。終わってサントラを買ってしまった映画はフォレストガンプ以来ですかね。ぜひ映画にもCDにも触れてみてください。


追記
この2人はこの映画をきっかけに付き合うことになったそうです。こんな恋愛を現実でもしていてくれたら良いなあと思います。